2016年3月28日月曜日

釧路こども家庭支援センターの子どもたちが大学見学に


 3/23(水)、早朝から研究室の大掃除を開始する。書類と本が散乱し、しばらく研究室ではゼミができない状態(座る場所がない)であった。最近は、学生の相談や来客の度に小さな演習室を借りて対応してきた。
 大掃除をしようと思ったのは、この日、釧路こども家庭支援センターに集っている子どもたちが、大学に見学に来てくれることになったからだ。

 釧路市では、釧路市教育委員会が「ファーストステップ・プログラム」というのを実施している。普段学校に行くことが難しい子どもたちが、釧路こども家庭支援センターに集い、学習やレクリェーションを行っている。



 この「ファーストステップ・プログラム」には、教育大釧路校の学生がボランティアで出かけている。私の役割は、ボランティア学生を募集し、内容を説明し、つなげるコーディネーターである。
 また、スクールカウンセラーとしてかかわっている子どもの一部も、このセンターに通っている。

 この日は、7名の小・中学生が大学に来てくれ、学生ボランティアの案内で、学生食堂、体育館、図書館、講義室等をまわった。最後に、木戸口正宏先生の研究室と戸田の研究室を見せ、「大学には職員室はなく、この個室でそれぞれの先生が授業の準備や研究をしている」と説明した。
 
 みんなでお茶を飲んで短い歓談の後、子どもの代表から、手づくりのティッシュケース入れとペン立てをいただいた。「日頃のお礼」と言わるとこちらが恐縮するが、子どもたちが頑張って作ってくれたものなので頂戴した。
 このペン立てが映える、きれいな研究室を維持できるよう、頑張りたいと思います。
 

 ボランティアとして参加した学生は、ここでの子どもたちとのかかわりから、多くのことを学んでいるようである。しかし、年々(あくまでも主観だが)ボランティアへの参加希望者が減っているように思う。経済的に厳しい状況が続いているからか、アルバイトで忙しく、なかなかボランティアには参加できないようである。
 しかし、アルバイトで学べることと、ボランティアで学べることは大きく異なり、なんとか両方大切にできるようにならないか、応援したいと考えている。



 

2016年3月27日日曜日

『授業力&学級経営力』(明治図書)に連載がスタートしました


 明治図書出版が発行している『授業力&学級経営力』という月刊誌があります。
 その2016年4月号から、【学級担任・特別支援教育コーディネーターのためのライブ相談室】という連載を1年間行うことになりました。 
 2頁の限られた字数ですが、学校の先生方に、広く「特別な教育的ニーズ」のある子どもたちのことを知ってもらい、その対応を考えるヒントをご提供できたら…と思っています。
 連載原稿は、3回分まで書き上げました。毎回、決められた字数にどう納めるかが課題ですが、与えられた貴重な機会を精一杯取り組んでいきたいと思います。


http://www.meijitosho.co.jp/detail/21073


 ちなみに、昨年出版した拙著『学級担任・特別支援教育コーディネーターのための「特別な教育的ニーズ」をもつ子どもの支援ガイド』も合わせてよろしくお願いいたします。
 先日、日本福祉大学同窓会の会報でも紹介していただきました。

 地元の大型書店、コーチャンフォー釧路店に一度入れていただいたのですが、再び品切れ状態が続いています。
 明治図書のHPAmazonからも購入することができます。よろしくお願いいたします。

 著者インタビューは  こちら

 
 
 

 

2016年3月10日木曜日

合理的配慮を考える研修会を開催しました


 時期は前後しますが…

 2月29日(月)、珍しく釧路地方に大雪警報が発令され、子どもたちは保護者の迎えによって下校する中、市立釧路小学校において「合理的配慮を考える」研修会を開催しました。
 校内研という位置づけでしたが、校長先生・教頭先生が他校にも呼びかけてくださり、市内の他
校の先生も複数参加してくださいました。

 冒頭の1時間程度、戸田から学校における合理的配慮についてお話をいたしました。
 以下、お話の概要です。

 ・通常学級における合理的配慮の事例紹介(導入として)

 ・合理的配慮導入の背景
   障害者権利条約の批准
   障害者差別解消法の施行
   障害の概念(定義)の変更

 ・合理的配慮の概念
   「差別」との関係
   合理的配慮の概念
   すでに実施されている配慮の事例
   基礎的環境整備との関係

 ・合理的配慮での配慮事項
   子どものアセスメントとオーダーメイド
   「個」と「集団」の関係
   本人及び保護者との合意形成
   チームとしての取り組み


 戸田のお話の後、短時間の質疑応答を行い、グループに分かれてワークショップを行いました。

 釧路小の先生に作成していただいた「創作事例」を提示し、①授業における合理的配慮、②生活面における合理的配慮を具体的に構想しました。

ワークショップの様子
 
発表

 外は猛吹雪の中、先生方は2時間にわたる研修に熱心に参加してくださいました。
 私はお話をしながら、あらためて「合理的配慮」という訳出の問題、そして保護者等との合意形成のむずかしさ等を考えていました。また、基礎的環境整備の見えなさも問題です。
 そして、私が一方的にしゃべりつづけるのではなく、参加型の研修の大切さをあらためて学びました。

 国立特別支援教育総合研究所では、モデル事例のデータベースをインターネットで公開していますが、それをどのように応用させながら、この地域で、一つひとつの学級で、オーダーメイドの配慮を作っていくかをこれからも考えつづけたいと思います。

 明日(3/11)は、市立中央小学校で同様の研修をさせていただきます。




 





   

2016年3月6日日曜日

日本学生相談学会のLGBT研修と気分転換?


 3/3(木)、日本学生相談学会が主催するLGBTの研修に参加するため東京へ移動する。久しぶりに海を渡って本州(内地)へ。気温差は約30度。私には、気温差よりも「花粉症」が辛かった。
 学べることが楽しみではあったが、今回は特に気分転換がしたかった。最近は業務過多の上に、自分がしたい仕事…「研究・執筆」の時間がとれない。落ち着かない気持ちをほんの少しでも癒したかった。

 飛行機を降りると、釧路市で自立支援プログラムを作り、全国にも発信されているKさんとお会いし、出口まで歩きながらおしゃべり。別れ際、力強い握手をしていただく。福祉とか教育とかの枠を超えて、地域で活動する人間として憧れる人であり、モデルである。

 この日は、夕刻から本郷3丁目で研究の打ち合わせ。それまでの時間、「行きつけ」と言ってもよくなった池袋演芸場へ。浅草、上野などの演芸場にも行ったことがあるが、池袋が一番小屋が狭く、高座と客席が近い。大学院生の時代から乗り換えによく利用した池袋ということもあって、ここに一番愛着がある。この日は珍しく(失礼)、満席だった。多くの人の目当ては同じかもしれない…。




 最近、とにかく本業及び巡回相談業務で忙しく、振休も取れないので、平日の昼間にプライベートの時間を過ごすのは久しぶり。何も堂々としていてもよいのだが、平日に遊んでいる申し訳なさと、気になるケースが頭から離れず、なかなか気分転換にはならなかった(まだまだ未熟な援助者です…)。
 満席効果か。いつも以上に、演者も客席も盛り上がっていたように感じられた。

 電車での移動時の読書も楽しい。今回は、専門外のものをと考え、高橋源一郎『ぼくらの民主主義なんだぜ (朝日新書)』を読む。高橋さんの著作は、弱さの思想: たそがれを抱きしめる』も好きだ。
 前者は、3.11からこの5年間を振り返るには貴重な本だった。じっくりかみしめ、今後私なりの発信もしたい。


 さて、今日は日曜日だか、この後複数件の相談業務である。
 気分転換の効果があると良いが…。